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このお祭りは明治39年の皇太子殿下(大正天皇)御参拝を記念して同44年から行われ、一時中断はあったものの昭和25年に復興。以後毎年11月3日に行なわれてきましたが、平成22年より祭典日を毎年9月第4日曜日に変更して執り行なわれています。
当日は預選者・佳作者・一般同行者約100名の参列のもと、全国より寄せられた約1,000首の内、預選歌約10首が古式にのっとり綾小路流の節で披講されます。尚祭典終了後には、宮中にて選歌の講評及び当日歌会が催されます。
御祭神建速須佐之男命が櫛稲田比売との御婚礼に詠まれた「八雲立つ出雲八重垣妻篭に八重垣作るその八重垣を」が大和歌の始めとされ、大神の御神徳を仰ぎ明治二十四年に興され、秀歌は神前に於いて披講されます。
毎年5月5日の「こどもの日」に執り行なわれ、預選歌約10首が綾小路流で披講されます。
祭典終了後には、選歌の講評及び当座の歌会も催されます。
披講とは、一定の作法と一定の音楽的曲節で和歌を朗詠し、歌会で披露することです。
平安時代から行われ、現在も宮中の歌会始(現在は綾小路流)にみられます。
読師(1人)・講師(1人)・発声(1人)・講頌(数人)の諸役によって進行され、
二条流・綾小路流では甲調・乙調・上甲調の3種類、冷泉流では乙調・甲調・乙ノ乙・
乙ノ甲という4種類の節があります。
献詠祭
和歌を詠んで宮中や神社に奉る祭りのことで、全国各地の神社で行われています。
毎年お題があり、一般公募の中から選ばれた和歌が、披講所役により詠み上げられ献歌され
ます。
熱田神宮 神楽殿
津島神社 本殿
披講